ケジラミとヒトジラミ(アタマジラミ・コロモジラミ)は生態も成虫も異なる種

アタマジラミとコロモジラミの2種が人に寄生する

一口にシラミと言っても、世界には500種とも1,000種とも言われる膨大な種類の個体が存在しており、そのうちヒトに寄生する種類のものにはアタマジラミとコロモジラミの2種があります。

この2種は、総称してヒトジラミと呼ばれます。ヒトの頭に付くシラミがアタマジラミであり、接触を介して感染する吸血昆虫です。もう1種のコロモジラミは衣類などにつき、やはり接触を介して感染します。

翅(はね)を持たず、動きも比較的鈍い昆虫ですので、直接的な接触がなければ基本的に感染はしません。いずれも、寄生した後は皮膚から吸血することで繁殖を繰り返します。吸血されればアレルギー反応により強い痒みが生じ、強烈な不快感を伴います。

ケジラミもヒトに寄生するシラミの一種ですが、ヒトジラミ(アタマジラミ・コロモジラミ)とは種類が異なり、形態も縦に長いヒトジラミとは違い横に広がった蟹のような形をしています。

ケジラミとヒトジラミは違った形態と習性を持つ異なる昆虫ですので、仮にケジラミが子どもの頭についたという事態になったとしても、アタマジラミに感染したことにはなりません。

ケジラミは陰毛に寄生しますが、稀に陰毛以外の体毛にも感染することがあります。しかし、感染経路はほぼ性行為に限られていますので、やはり陰毛同士の接触による感染が基本となります。

ヒトにつくシラミはケジラミを含め他の動物に付くことはなく、また他の動物に寄生するシラミはヒトに寄生しません。シラミはかなり限定された種にのみ限定的に寄生し、普通一種のシラミにつき一種の動物を宿主にします。

種類により限定的な領域で生活するシラミですが、接触の機会さえあれば感染の危険性が高く、また繁殖能力も高いため瞬く間に増殖しアレルギー反応と共に強い痒みを伴います。

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